『仮想通貨のデータ分析』〜直近9月17日-9月24日までの動き〜2017年9月④

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1. はじめに

前回の『仮想通貨のデータ分析』〜直近9月10日-9月17日までの動き〜2017年9月③は、前々回に続き市況全体がダウンモードを深め、赤色の数字ばかりでしたが、今回は、ようやく市況が少し良くなり、全体的に緑色の数字が増えた1週間となりました。

 

それでは全体の結果から見ていきましょう。

2. 分析結果 ー 全体

上記の表は、2017年9月24日時点の時価総額トップ30を縦に並べ、9月17日から9月24日までの間に、価格がどれだけ増減したかを示すものになります(「①→②9/17→9/24増減率」)。

表の一番下をご覧ください。9月17日から9月24日の時価総額トップ30の増減率平均は 4%の増加となりました。右側の前回の平均が −15%、前々回の平均が −16%であったことからすると、ようやく市況が落ち着きを取り戻してきた1週間であったように見えます。

今回は、時価総額トップ30のうちプラス成長が18、ゼロ成長が4、マイナス成長が8となり、半分を超える通貨が前週よりもプラスに伸びたことになります。

基軸通貨であるビットコインは、前回の−13%ダウンから、今回は5%アップとなり、このことが他の多くの通貨にプラス成長の要因を与えたと思われます。

伸びたものと下がったものを、以降の表で確認してみましょう。

 

3. 2017年9月17日〜9月24日『上げ幅が大きい仮想通貨トップ10』

 

今回、最も価格上昇が大きかった仮想通貨は、第1位にZcash、第2位にDashとなり、前週に比べそれぞれ20%の増加となりました。この2つの通貨には、匿名性を重視するという共通項があります。全くの憶測ですが、昨今の中国当局の規制などの動きから、資産を匿名で動かしたいなどの需要が増えたのかもしれません。

第3位は、18%の成長を示したEthereumとなりましたEthereumは、昨今のICOブームの火付け役であり、オープンなプラットフォームとスマートコントラクトで、世界中の多くの人が新たな仮想通貨を生み出すことを可能にしました。Ethereumの価格が上がるということは、これからのICOに向けて、新たな需要があると思われます。

第4位は、16%の成長を示したDecredとなりました。Decredは、ピアツーピアで他の通貨との交換を可能とするアトミックスワップの実装が発表されたことが、今回の価格アップにつながったように思われます。

そして、第5位にはIOTAが入りました。前回ようやく下げ止まりになってきたとお伝えしたのですが、今回は11%の上昇を示しました。IOTAは、ブロックチェーンとは異なるDAGという技術を使い、多くの送金処理を高速化し、かつ送金手数料を不要にするという次世代型の仮想通貨になります。

 

次に今回下落幅が大きかったものを見ていきましよう。

 

4. 2017年9月17日〜9月24日『下げ幅が大きい仮想通貨トップ8』

今回、最も下げ幅が大きかったものは、前回、前々回と最も成長が大きかったArkとなり、−11%のダウンとなりました。NEOやQtum、IOTAなど、これまでの分析からも明らかなように、大きく成長したものには、その後必ず調整が来ます。もしArkに目を付けている場合には、このような調整の時期にタイミングを見計らい、買いを入れると良いと思われます。

次いでEOSMaidSafeOmiseGoがそれぞれ−7%のダウンとなりました。EOSは1年間を通したトークン配布プロジェクトを、またOmiseGoは、先日イーサリアムホルダーにエアドロップを行ったことにより、マーケットへの通貨供給量が増えたことが、価格のダウンにつながっているものと思われます。

そして、第5位には、前回Arkに次いで成長第2位であったBasic Attention Token (BAT)が入り、−5%のダウンとなりました。BATもArkと同様、前回の成長が今回の調整につながってたと思われます。

 

5. まとめ

今回は、前回、前々回のダウン局面からようやく少し市況が上向き始めた1週間となりました。

前々回、前回は、中国当局のICO規制発表、取引所規制発表、それを受け実際に中国国内の複数の取引所が取引の停止を発表し、2週にわたり市況全体が下げを見せたのですが、今回は、少し市況が落ち着いたように見えます。

しかし、まだ予断を許さない状況にあると思われます。なぜなら、中国当局は、ビットコインのトランザクションを行うマイニングについて、明確な規制の方針を示していないからです。もし、ここに規制を加えることが発表された場合には、また市況が大きくダウンすることが予想されます。

 

来週の今頃はどんな感じになっているでしょうか。今回に続き、来週もアップトレンドのレポートを書ければ良いのですが、仮想通貨の世界は、予想外の展開が多いため、来週の今頃がどんな市況になっているかは全く予測がつきません。

しかし、短期的な動きにあまり左右されず、中長期的な視点で、仮想通貨の世界を捉えれば、1週間単位の値動きなどは、本当に小さな動きでしかないことは確かなことです。

いかに中長期的な視点でポテンシャルのある通貨を見極め、しっかりとした保有に繋げるか。そんな視点からも当レポートを読んで頂ければ幸いです。

こちらの『シンプルな仮想通貨ガイド』も是非参考にしてみてください。

 

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。


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