『仮想通貨のデータ分析』〜直近10月22日-10月29日までの動き〜2017年10月⑤

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1. はじめに

前回(『仮想通貨のデータ分析』〜直近10月15日-10月22日までの動き〜2017年10月③)は、前々回に続きビットコインが伸びを示し、他の多くのアルトコインが下げた週となりましたが、今回(先週)は、10月24日にビットコインゴールドのハードフォークがあったため、それまでのビットコインの上昇がやや落ち着いた週となりました。

 

それでは全体の結果から見ていきましょう。

 

2. 分析結果 ー 全体

上記の表は、2017年10月29日時点の時価総額トップ30を縦に並べ、10月22日から10月29日までの間に、価格がどれだけ増減したかを示すものになります(「①→②10/22→10/29増減率」)。

表の一番下をご覧ください。10月22日から10月29日の時価総額トップ30の増減率平均は 3%の上昇となりました。全30種類の上げ下げを見ると、プラスだったものが10、変化しなかったものが4、マイナスだったものが16と、全体としては上がったものと下がったものに分かれた週だったと言えるでしょう。

基軸通貨であるビットコインは、前回の4%アップから、今回は−3%のダウンとなりました。10月24日にビットコインゴールドのハードフォークがあったことから、それまで続いていたアルトコインからビットコインへの資金の流れが、やや落ち着きを見せたと言えるかもしれません。

伸びたものと下がったものを、以降の表で確認してみましょう。

 

 

3. 2017年10月22日〜10月29日『上げ幅が大きい仮想通貨トップ10』

今回、最も価格上昇が大きかったのはStratisで、42%の伸びとなりました。

Stratisは、プラットフォームを活用し、プライベート仕様またはパブリック仕様など、カスタマイズされた法人向けブロックチェーン構築を促進するためのプラットフォーム型仮想通貨です。前々回に−28%の下げを示したのですが、今回はその下げをも大きく上回る42%の伸びを見せ、時価総額においても前回の22位から二つ順位を上げ、トップ20に食い込んできました。

そして第2位は、前回に引き続き Bitcoin Cashが入り、31%の伸びとなりました。

Bitcoin Cashは、前回のビットコインのハードフォークから生まれた仮想通貨ですが、今回のビットコインゴールドのハードフォーク、そして11月に予定されている再度のハードフォークに対し、リスクヘッジ的な存在となりつつあるように思われます。

もともとビットコインの分裂問題は、増えるトランザクションに対し、どのように対応するかを巡るものであり、8月に誕生したビットコインキャッシュは、トランザクションを収納するブロックサイズを従来の1MBから8MBへ大きく拡大し、1MBを維持しようとする従来のビットコイン、そして11月の分裂で2MBを目指す新たなものよりも、大きなブロックサイズを持つことで、送金処理の時間短縮を目指しています。

第3位には、30%の伸びを見せたDecredがランクインしました。Decredは、PoWマイナーとPoS有権者のバランスを図ったハイブリッド型コンセンサス方式を持つ仮想通貨です。前回の時価総額順位39位から、今回29位へと大きく順位を上げてきました。

その他、第4位に27%アップのTron第5位に19%アップのKomodoが入り、時価総額トップ30の仲間入りとなりました。

 

次に今回下落幅が大きかったものを見ていきましよう。

 

 

4. 2017年10月22日〜10月29日『下げ幅が大きい仮想通貨トップ10』

今回、最も下げ幅が大きかったのは、Hshareで −12%の下げとなりました。前々回、69%の大きな伸びを示した反動が、前回と今回に出ているように思われます。

次いで下げ幅が大きかったのがBytecoinStellarで、それぞれ−9%の下げとなりました。Stellarは、前回IBMとの提携発表により、97%と非常に大きな伸びを見せたことを踏まえるならば、今回の下げ幅は、そのレベルでよくとどまったものとも言えるかもしれません。

その他、下げ幅が大きいものとして、第4位がNEMの−8%、第5位がARKの−6%となりました。

 

 

5. まとめ

今回(先週)は、ビットコインのハードフォークが実施され、前々回(3週間前)、前回(2週間前)と異なり、アルトコインからビットコインへ資金の移動が少し和らいだ週となりました

しかし、今回のビットコインゴールドのハードフォークよりも大きな影響を持つと言われる11月のハードフォークがこの先に控えているため、まだしばらくは不安定な価格変動が続くように思われます。

今回のハードフォークにより、ビットコインは2度ハードフォークを経験したことになります。そして2度のハードフォークとも、価格を落とすどころか、価格を上げています。11月に予定されている3度目のハードフォークが実際に実施された場合には、どのような結果が待ち構えているでしょうか。

まだしばらくビットコインの動きから目が離せない状況が続きますね。

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

今回登場したコイン以外についても知りたい場合には、こちらの『シンプルな仮想通貨ガイド』も是非参考にしてみてください。

 


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