『仮想通貨のデータ分析』〜直近10月8日-10月15日までの動き〜2017年10月③

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1. はじめに

前回(『仮想通貨のデータ分析』〜直近10月1日-10月8日までの動き〜2017年10月②)は、前々回の好況な市況がやや黄信号に変わった週となりましたが、今回(先週1週間)は、分裂問題を抱えるビットコインが大きな伸びを示し、その他のアルトコインは、大きく伸びたものと、そうでないものとに分かれた週となりました。

 

それでは全体の結果から見ていきましょう。

 

2. 分析結果 ー 全体

上記の表は、2017年10月15日時点の時価総額トップ30を縦に並べ、10月8日から10月15日までの間に、価格がどれだけ増減したかを示すものになります(「①→②10/8→10/15増減率」)。

表の一番下をご覧ください。10月8日から10月15日の時価総額トップ30の増減率平均は 17%の増加となりました。右側の前回の平均が0%、前々回の平均が 20%の増加であったことからすると、今回は再度上げ調子になったようにも見えますが、より仔細に見ると、プラスだったものが13、変化しなかったものが2、マイナスだったものが15と、増加したものと減少したものの二極化が起きた週と言えるでしょう。

基軸通貨であるビットコインは、前回の3%アップと比べ、今回は29%アップであったことから、ビットコインに大きく資金が移動した週になったと言えます。

伸びたものと下がったものを、以降の表で確認してみましょう。

 

 

3. 2017年10月8日〜10月15日『上げ幅が大きい仮想通貨トップ10』

今回、最も価格上昇が大きかったのはMonaCoinで、なんと388%の伸びとなり、前回94位から大きく順位を伸ばし、初のトップ30入り(第29位)を果たしました。

MonaCoin(モナコイン)は、ご存知の方も多いかと思いますが、実は日本初の仮想通貨で、2014年に巨大掲示板”2ちゃんねる”から生まれました。

前回の10月8日時点では0.77ドルでしたが、今回の10月15日時点で3.8ドルと、1週間でなんと5倍の伸びです。2ちゃんねるから生まれた日本初の仮想通貨であることから、今回資産を大きく伸ばした日本人も少なくないのではないでしょうか。

MonaCoinに次いで価格上昇をしたのが、Hshareで69%の伸びとなりました。今年8月からの取引開始ということで、新しい仮想通貨になりますが、前々回でも60%の上昇を見せ、このブログでも最近何度か取り上げているものになります。中華系の仮想通貨で、ブロックチェーンと DAG(Directed acyclic graph:有向非巡回グラフ)を兼ね備え、かつゼロ証明技術による匿名取引を可能にするなど、技術的な特性を持つことから、今後さらなる伸びが期待できるかもしれません。

第3位には、50%の伸びを見せたCardanoがランクインしました。前回、初めてトップ30入り(第17位)をし、今回、時価総額第13位まで順位を上げてきました。Cardanoは、”安全でスケーラブルに価値の交換移転を可能にした分散型のプラットホーム”で、 ”非常に安全性の高いハスケルというプログラミング言語を用いて構築された先進的なブロックチェーン”です(”   “内、Cardanoウェブサイトより引用)。

その他、第4位にBitconnect第5位にArdor第6位にBitcoin第7位にLitecoinが入り、ここまでが先週1週間で20%以上のプラスとなった通貨になります。

 

次に今回下落幅が大きかったものを見ていきましよう。

 

 

4. 2017年10月8日〜10月15日『下げ幅が大きい仮想通貨トップ10』

今回、最も下げ幅が大きかったのは、Stratisで −28%の下げとなりました。前回も−10%の下げであったことから、2週連続の二桁ダウンとなりました。

そして2番目に下げ幅が大きかったのがNEOで、−24%の下げとなりました。前回、NEOのプラットフォームから初のICO(Red Pulse)が実施され、2週続いた上昇に調整が入ったということでしょう。

その他、下げ幅が大きいものとして、第3位がWavesの−21%、第4位、第5位がIOTASteemの−16%となりました。

 

 

5. まとめ

今回(先週)は、アルトコインからビットコインへ資金の移動が見られ、ビットコインが29%と大きな伸びを見せた反面、トップ30の半分にあたる15のアルトコインが価格を落とした週となりました

しかし、その中で、MonaCoin、Hshare、Cardanoといったこれまで時価総額トップ30にあまりなじみのなかった仮想通貨が大きな成長を見せました。去年の今頃の時価総額トップ30を見ると、現在と顔ぶれが異なることから、今もこうして少しずつランキングに変化が加わっているのだと思われます。

仮想通貨の世界は、変化のスピードが早く、先週は20%上がったと思えば、今週は30%下がったというようなことが当たり前のように起こります。特に、今回388%と驚異的な上昇を見せたMonaCoinについては、大きく下げることもあり得るため、ホルダーの方は、先の展開を読みながらうまく状況に対処する必要があると思われます。

このブログを書いている10月16日は、時価総額第2位のイーサリアムのハードフォークが無事に成功に終わったとともに、時価総額第3位のリップルが国際会議SWELLをスタートさせた日になります。これらの動きが今週のそれぞれの価格にどう反映されていくでしょうか。

ビットコインの分裂問題の動きも含め、今週も目が離せない週となりそうです。

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

今回登場したコイン以外についても知りたい場合には、こちらの『シンプルな仮想通貨ガイド』も是非参考にしてみてください。

 


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