『仮想通貨のデータ分析』〜直近8月7日-16日までの動き〜2017年8月②

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1. はじめに

前回の『仮想通貨のデータ分析』〜ビットコイン分裂騒動前後の仮想通貨の動き〜2017年8月①では、ビットコイン分裂騒動前後の仮想通貨の動きをデータを通して見ていきました。

とりわけ、マーケット全体が最も底であった7月16日から、分裂騒動が終了して約一週間経った8月7日まで、どの通貨が回復・成長し、また逆にどの通貨が回復していないかを確認することができました。

今回はその続編として、8月7日から8月16日までの動きを振り返り、今後の投資を考えるための参考情報にしたいと思います。

 

2. 分析結果ー全体

上記の表は、2017年8月16日時点の時価総額トップ30を縦に並べ、8月7日から8月16日までの間に、価格がどれだけ増減したかを示すものになります(「①→②8/7→8/16増減率」)。

表の一番下をご覧ください。8月7日から8月16日の時価総額トップ30の増減率平均は19%となりました。前回の分析対象期間であった7月16日から8月7日までの増減率平均(表の一番右側「参考7/16→8/7増減率」)が91%だったことと比較すると、期間の長さの違いもありますが、やや上昇率が緩やかになってきたことが分かります。

全30仮想通貨のうち、上昇率が100%を超えるものが4つある反面、12の仮想通貨はマイナス成長になっており、ここにきて、分裂騒動時からの回復を終えてさらに大きく伸びたものと、分裂騒動時の下落から回復し切らず、下降を始めたものの差が生じてきているように思われます。

基軸通貨であるビットコインが27%の上昇を示していることからすると、赤字のマイナス成長のものは、上記の表で示されるUSドル価格以上に、ビットコイン価格を大きく下げたものと思われます。

伸びているものと下がったものを、以降の表で確認してみましょう。

 

3. 2017年8月7日〜16日『上げ幅が大きい仮想通貨トップ10』

第1位から第4位までの仮想通貨、OmiseGo、NEO、TenX、IOTAは、100%以上の上昇が見られ、8月7日から8月16日までの約10日で価格が2倍以上に成長したことが分かります。

これらの通貨は、前回の対象期間7月16日から8月7日までにおいても、大きな回復および成長が見られ、その大きな成長が今回の期間においても継続していたことが分かります。

OmiseGo、NEO、TenX、IOTAを7月16日以降の早い時点で購入し、より長くホールドしてきた方は、4〜5倍の大きな成長を手に入れることができたと思われます。8月7日に購入したとしても、8月16日には2倍になったことから、この4つは、今後の成長がどうなるのか、非常に興味があるところです。

その他の仮想通貨では、第5位のBitConnectが40%の伸びを示しております。第6位にビットコインの27%第7位にQtumの22%と続きます。これらの通貨も今後の動きがどうなるのか、気になるところです。

意外なところ(?)としては、第10位にBitcoin Cashがあります。今回のビットコイン分裂騒動時に、ビットコインから分裂して新たに誕生し、ビットコイン所有者に無料配布された通貨であるため、当初は大きな下落が予想されましたが、比較的早い時期に成長軌道に戻っているのかもしれません。

次に今回下落幅が大きかったものを見ていきましよう。

 

4. 2017年8月7日〜16日『下げ幅が大きい仮想通貨トップ10』

第1位から7位までが、二桁の下落となっています。

今回、最も下げ幅が大きかったのは、Veritaseumで −25%の下落となります。次いでSiacoinが −15%SteemおよびRippleが −14%Golem が–13%と続きます。

日本の取引所でも取り扱いのあるRipple、Ethereum Classicは、7月16日から8月7日までの回復が十分でないまま、少し下落傾向に入ってしまっていることから、今後の動きには注意が必要になるかもしれません。

また、EOSも前回および今回と下落が続いていることから、ホルダーの方は、我慢の時期が続いているように思われます。

さらに、Wavesについては、7月16日から8月7日の間に大きな回復を見せましたが、今回は下落傾向に入っており、今後の動きに注意が必要になると思われます。

但し、前回の分析でも書きましたが、今回下落傾向にあった通貨は、今後また大きな回復・成長を見せる可能性があります。その辺りをどう捉え、投資の判断をどう行うかが非常に重要になります。

 

5. まとめ

今回は、前回の分析に続き、ビットコイン分裂騒動後の仮想通貨の動きを見ました。

前回の分析と同じく、中華・アジア系の仮想通貨に非常に力強い成長が見られました。OmiseGo、NEO、TenX、そしてQtumは、今後もしばらく成長が続くかもしれません。さらに、ポスト・ブロックチェーンと言われ、ブロックチェーンとは異なる新たな技術で送金手数料を不要とするIOTAも、引き続き大きな成長を続けるかもしれず、今後の動きが気になるところです。

今回、下がったものに関しては、それらを所有する場合、今後それらをどうするのか、今一度考えておくと良いかもしれません。今後の回復・成長を期待あるいは確信し、ホールドし続けることも考えられます。また、これ以上の下落を防ぐため、より成長の大きい他の通貨に切り替えていくことも考えられます。

ビットコイン分裂騒動後、保有する仮想通貨の価格が思うように戻らない方もいらっしゃるかと思われます。もしかしたら、ビットコイン分裂騒動の前後で、市況が変わったところもあるかもしれません。

不確実な未来に向けて、より良い投資判断を行うため、今回の分析が一つの情報として、何らかの参考になれば幸いです。

 

今回の分析結果から、気になる、あるいは興味のある仮想通貨がある方は、こちらの『シンプルな仮想通貨ガイド』を参考にしてみてください。

 

次回の分析は、一週間から10日後を予定しております。今回の結果に対し、今後どのような変化が生じるか、乞うご期待。

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。


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