『仮想通貨のデータ分析 』〜 意外な結果が分かる?!〜 2017年7月①

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1. データから見た仮想通貨

皆さんは、仮想通貨の投資対象を選ぶ時、どんな基準で選びますか?

対象となる仮想通貨のコンセプト、チャートの動き、多くの人の評判など、様々な情報から総合的にあるいは直感的に投資の判断を行なっていると思います。

自分自身もこれまでそのようにして投資の判断を行なってきました。

 

でも、本当に自分は正しい判断をしているのだろうか?と疑問に思うことはありませんか?

特に、投資の対象として選んだ通貨が、思うように伸びなかったり、逆に下がったりすると、自分の判断は本当に正しいのだろうか?と、モヤモヤした気持ちになったりしませんか?

 

自分自身は、これまで誕生した何百もある仮想通貨から投資対象を選ぶ時、また、これから生まれる仮想通貨のIPOに投資する際、本当にそれが数々の対象から選択すべきものだろうか?と思いつつ、好きか嫌いかで直感的に投資をしてきたように思います。

 

今回は、そんな自分自身に対し自戒の意味も込めて、仮想通貨をデータ面から客観的に分析します。

 

ただ、データ分析は物事の一面を切り取り、数値で表すため、当然データの切り取り方によって、結果の出方も違ってきます。よって、今回のデータ分析が全てとは言えません。

あくまで物事を総合的に判断するための一つの参考値として捉えて頂ければ幸いです。

それでは、データ分析を始めてみましょう。

 

 

2. データから見た時価総額トップ30

データを分析するためには、まずデータを集めなければなりません。

今回、データ収集として活用したのは、Cryptocurrency Market Capitalizationsさんのサイトになります。そこにある7月22日のデータを引き出し、その時点における時価総額トップ30の状況をまとめたものが、下記になります。

まず、縦に30種類の仮想通貨が上から時価総額順に並んでいます。

そして、横にそれぞれの通貨の「時価総額」「最大供給量」「7月22日時点の供給量」「取引開始日」「取引開始日からの経過月数」「取引開始日の価格」「7月22日時点の価格」「成長倍数」「月間成長率」の項目を置いてあります。

最初に見て頂きたい数値は、表の右から2番目の項目「成長倍数」になります。

これは「取引開始日の価格」と「7月22日時点の価格」を使い、それぞれの仮想通貨が何倍成長しているかを表した数値になります。

20倍以上成長したものは太字にしてあります。

その中でも一番上のビットコインの数値を見て下さい。過去からこれまで、なんと45,678倍の成長です。

次にビットコインの下の時価総額第2位のイーサリアムの「成長倍数」を見て下さい。過去からこれまで78倍です。

ビットコインとイーサリアムの「成長倍数」に大きな差があることが分かります。

しかし、ここで疑問が出てきませんか?

ビットコインとイーサリアムは、そもそもこの世に存在する期間があまりに違い過ぎ、成長倍数」で比較すると、存在期間の長いビットコインの方が有利で、存在期間の短いイーサリアムが不利になると思いませんか?

そうなんです。

そこで、表の右端に「月間成長率」というものを置いてみました。

これは、それぞれの通貨が、存在期間の長短を問わず、1ヶ月あたりどれだけ成長しているかを示す数値になります。

ビットコインの「月間成長率」は14%、イーサリアムの「月間成長率」は21%で、「月間成長率」で見ると、イーサリアムの方が、毎月の成長率が高いことが分かります。

(ただ、この数値もそれぞれの通貨の誕生から2017年の7月22日の間の数値であるため、一時的な結果に過ぎません。)

引き続き、もう少し見ていきましょう。

 

 

3. 「成長倍数」トップ10

下の表は、上の表を噛み砕き、「成長倍数」の大きなものを上から順番に並べたものになります。

ビットコインがダントツの1位であることが分かります。

そして、第2位にDash、第3位にLitecoinが来ます。

1位から3位までの「経過月数」を見て下さい。ビットコインとLitecoinが84ヶ月、Dashが41ヶ月と、比較的存在期間の長いものが「成長倍数」の上位に来ていることが分かります。

※ビットコインとLitecoinの「経過月数」および「取引開始値」が同じですが、参照元データがそうなっていたため、そのままそのデータを活用しております。

 

 

4. 「月間成長率」トップ10

では、次に「月間成長率」トップ10を見て見ましょう。

1位がBitConnect、2位がVeriataseumとあまり見かけたことのない仮想通貨が上位に来ています。

それもそのはず、「経過月数」を見て下さい。BitConnectが8ヶ月、Veritaseumに至っては2ヶ月あまりで誕生して間もないことが分かります。

このように、「経過月数」のトップ10は全般的に誕生して1年未満の若い通貨が集まっていることが分かります。だから、、、ICOにチャンスが?!とも思えますね。

さらに続けて見ていきましょう。

 

 

5. 存在期間別「月間成長率」

ここまでで「成長倍数」は、存在期間の長い通貨が上位を占め、「月間成長率」は存在期間の短い通貨が上位を占めていることが分かりました。

しかし、もう少し丁寧に見ていきましょう。

 

仮想通貨の存在期間別に比較してみましょう。

仮想通貨の存在期間を下記の3つに分け、それぞれの期間において「月間成長率」を比較してみます。

(1)取引開始から3年以上の仮想通貨

(2)取引開始から1年以上3年未満の仮想通貨

(3)取引開始から1年未満の仮想通貨

 

”ベテラン勢”の中では、Dashの「月間成長率」が1位だということが分かります。次いで、ビットコイン、Moneroと続きます。

 

次に”中堅世代”を見ていきましょう。

この世代は、Siacoinが1位、2位に  NEM、3位にイーサリアムと続きます。NEMやイーサリアムを抑えてSiacoinが1位なのは意外な感じがしますね。

 

それでは、最後に”若手世代”を見ていきましょう。

1位のBitConectから3位のGnosisまでが「月間成長率」100%超えです。そして4位から6位までが70%超え7位から10位までが30%超えとなっています。

若いっていいですね^^

ただ、下位にも注意が必要です。12位のZcash、13位のIOTAはマイナス成長になっています。

期間は短いけれども、取引開始時よりも下がってしまうものもあるということも認識しておく必要があるでしょう。そして、これらは、やがて化けることもあるということを認識しておくと良いでしょう。

 

以上、ざっくりではありますが、仮想通貨をデータの面から分析してみました。

 

日頃何となく感じていたことがはっきりした、あるいは、実際に感じていたものと全く異なる結果で意外に感じたところがあったかもしれません。

自分自身は、数値から見る今回の結果は意外なところが多々あり、今後も少しデータ分析を続けなければなと感じた次第です。

 

次回は、設定期間をもう少し直近の1〜2年にして、それぞれの通貨の成長を見ていきたいと思います。乞うご期待。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

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